全体の流れ
カットについて
アクリル加工において、カット&カット面の処理が一番重要です。
作品のクオリティー(具体的には接着の良し悪し)はカット&カット面の処理で決まると言っても良い程です。
ポイントさえ押さえていれば、カット&カット面処理はキレイに行うことができるので、是非参考にしてください!
使用工具
アクリルをカットする際、必要になるものは3点のみです。
「アクリルカッター」「カッターマット」「曲尺」
特に重要なのが「曲尺」です。直角にカットするために必須です。
カット方法
まずはカッターマットを敷きます。
カットするアクリル板を置いて
「アクリルカッター」と「曲尺」を使用し、奥から手前に引きます。
20回ほど引いて溝をつくっていきますが、初めの5回は力を入れ過ぎないで下さい!
20回ほど引いたら…
溝ができます。溝の深さが1/3~1/2になるまで、削っていきます。
溝が1/3~1/2の深さになると、手で割ることが出来ます!
※机の端にアクリル板を置いて割る方が、割りやすいです。
カットできました!
断面はこちら。
アクリルカッターを使ってカットすると、どうしても段ができてしまいます。
私は、この段の処理(カット面の処理)がアクリル加工で一番重要だと考えています。
アクリル水槽製作の現場でも、カット~カット面の処理に一番設備費用をかけるほど重要です。
処理方法は以下にまとめているので、参考にしてみてください。
耐水紙やすりを使った方法
材料が小さい(手で握りこめる程のサイズ)場合は耐水紙やすりで処理します。

カット面を整える(紙やすり処理)
接着の良し悪しはカット後の処理で決まります。私は、材料が小さい(手で握りこめる程のサイズ)場合は耐水紙やすりで処理しています。金額を抑えたい方にオススメの方法です。
トリマを使った方法
基本的には、トリマで処理することをオススメします。

カット面を整える(トリマ処理)
接着の良し悪しはカット後の処理で決まります。プロが行う処理と同等の処理を家庭でもできるように変換しました。正直、この加工ができれば、アクリルで大体のものは作れます。
使用した工具

工具一覧
アクリル加工を始めるには、たくさんの工具とお金が必要だと思っていませんか?実は、基本加工(カット→接着→仕上げ)に必要な工具は少なく、2万円前後で揃えることが出来ます。紹介する工具は、実際に私が使っているものです。プロ顔負けの作品を一緒に作っていきましょう!
コメント