キャスト板と押出板の違い

アクリル板について

まずプラスチックについて説明します。

プラスチックはひも状の分子が絡まった構造をしています。

よくパスタに例えられます。

例)麺=分子

そして分子量は分子の長さ(麺の長さ)を表しています。

分子量が大きいと(麺の長さが長いと)より複雑に絡まるため…

プラスチックの性能が変わります。これはアクリルにも当てはまります。

アクリル板は製造方法の違いから2種類に大別されます。

キャスト板…2枚のガラス板にアクリル原料を流し込んで製造される。

押出板…溶かしたアクリル樹脂をローラーで押し出して製造される。

分子量はキャスト板は大きく、押出板は小さい。

キャスト板
・接着剤(有機溶剤)に溶けずらい
・金額が高い
【使用用途】水槽
・商業用・工業用・屋外で使用するもの
・強度を必要とするモノ
押出板
・接着剤(有機溶剤)に溶けやすい
・金額が安い
【使用用途】
・屋内で使用するもの
・強度を必要としないもの

DIYで作るものは、室内で使用する小物が多いので、押出板で良いと思います。使用用途に応じて判断してください。

※水槽は特殊な接着技術で製作されています。DIYでは製作不可です。

(水槽で使用される接着について解説しています→接着は重合接着が一番良い?)

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