水槽の寿命を決めるのは水槽台次第!?

水槽解説

水槽は水平な場所に設置されることを前提として製作されています。

正しく製作された水槽は、定盤(平面の基準となる水平な台)にのせたとき底面に隙間はありません。

私が製作していた時は、底面に爪が入らないか確認していました。(爪の厚さ約0.5㎜)

水槽は定盤(水平な台)にのせたとき隙間がないように製作されている。

では水平ではない水槽台に設置するとどうなるか?解説します。

対角に隙間が空いていると仮定します。

水槽をよじれた水槽台に置いた場合、水を張ると水槽もよじれてセンターフランジに大きな負荷がかかります。

センターフランジにせん断応力がかかり続ける。
センターフランジに異なる方向から力が加わる。

センターフランジの破損や接着部の剥離につながるため、水槽は水平な台にのせる必要があります。

(センターフランジの破損について解説しています→トラブル!センターフランジが折れる!?)

特に水槽が大型になるほど、水槽台の重要度が増します。

そのため、水槽メーカーでは自社で水槽台を製作したり、信頼できる鉄工会社に製作依頼をしています。

水槽メーカーが自社の水槽台をすすめる理由は、水槽台が水槽の寿命に直結するためです。

余談ですが、水槽台は水槽に合わせたものを使ってください。

水槽より水槽台が小さいと接着部が剥離します。

接着部に大きな負荷がかかり水槽破損の原因になる。

以上まとめると

・水槽は水平な台に置くことを想定して製作される。
・水槽台がよじれていると、水槽もよじれる。
・水槽のよじれは水槽破損の原因になる。
・水槽台は水槽に合ったものを選ぶ。

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