天板くりぬき水槽って知ってる?

水槽解説

アクリル水槽には必ずフランジ(補強)が付いています。

(フランジについて解説しています→なぜアクリル水槽にはフランジ(補強)があるのか?

しかし、フランジには気泡が入りやすいところが存在し、コケ付着の原因にもなります。

(気泡について解説しています→接着部に気泡が!?不良品?

そこでオススメなのが天板くりぬきタイプの水槽です。

メリット
・デザインがシンプル
・接着部に気泡がない&掃除が楽
・構造的に強い
デメリット
・金額が高い

詳しく解説していきます。

メリット

デザインがシンプル

標準的なアクリル水槽と比べると一目瞭然です。

左:標準的なアクリル水槽 , 右:天板くりぬきタイプのアクリル水槽

接着部に気泡がない&掃除が楽

標準的なアクリル水槽のフランジ(補強)には気泡が入りやすいところが存在します。

加えて若干の隙間がある場合は、コケが付着しやすいです。

フランジ(補強)の突合せ部に気泡が出やすい。コケが付着しやすい部分でもある。

天板くりぬきタイプは隙間がなく掃除が楽です。

天板くりぬきタイプには隙間が無い。形状もシンプルで掃除が楽。

構造的に強い

水槽は水平な場所に設置することが基本です。理由はよじれに弱いためです。

(よじれについて解説しています→水槽の寿命を決めるのは水槽台次第!?)

最悪、センターフランジが折れて接着部が剥離します。

(センターフランジ折れについて解説しています→トラブル!センターフランジが折れる!?

標準的なアクリル水槽はよじれるとセンターフランジに大きな力が加わります。

一方、天板くりぬきタイプはセンターフランジがRになっているため力が分散されます。

直角よりRの方が力が分散される。また、天板くりぬきは継ぎはぎなし(1枚もの)のため強度も高い。

デメリット

金額が高い

W900×D450×H450の場合、天板くりぬきタイプだと水槽本体以外に900×450mmの板が必要になります。(通常補強だと端材で製作できます。)

本体以外に天板用の板が必要。

原材料費&加工費の費用が別途かかるため、通常補強の水槽より高額になります。

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